牛の生産から加工、流通まで一貫した管理
広大な大地、北海道。
面積約8万3千平方km(東京都の約40倍)・夏季と冬季の寒暖差は40~60℃もあるこの大自然の中、「元気で健康な肉牛」の生産を行っています。
チクレンでは
以下の項目を守り肥育しています。
- 飼育管理(環境整備/換気・消毒・飲用水等)や個体管理。
- ストレスを与えない。
- 牛舎内の設備(換気扇や防寒防風カーテン)。
加工流通システム
チクレンでは、飼料給与方法から出荷体重管理までを統一した、独自の肉用牛飼養管理システムで、年間13,000頭を出荷しています。
「美味しくて、健康で安全な食肉の供給」という理念のもとに従来の牛肉流通システムを合理的に改善し、生産からと畜、加工、製造、流通までを一貫して行っています。
牛の生産から牛肉の加工まで一貫した徹底管理体制。
肥育生産者
全ての肉牛を10桁の「耳標」で管理。エサ、健康にも気を配り約20ヶ月齢まで肥育。
生産者
牛の体調に気を配り、約20ヶ月齢まで肥育。
耳標
黄色い札「耳標」が耳につけられ、この番号で全てが管理されていく。
耳標により生年月日がわかる。
飼料
肥育中与えられるエサは生育に合わせて3段階に分けています。
エサの原料も遺伝子組み換え対策
飼料の主な原料
遺伝子組み換え対策済
とうもろこし・大豆かす
遺伝子組み換え対策中
なたね油かす・加熱大豆・とうもろこしの皮
(株)北海道チクレンミート北見食肉センター
検査・解体
一頭一頭毎にと畜前の生体検査と、各種検査が枝肉までの解体作業と平行して行われ、全ての検査に合格した後、施設内に隣接した部分肉加工場へ移動。
生体検査
と畜前に歩行状況や外観BSE初期症状の聴力異常がないかをチェック項目で確認。
と畜・解体・検査
施設内にあると畜場にて、枝肉までの解体を行う。この解体作業の中で特定危険部位や内臓などを除去し検査。
内臓検査・枝肉検査
切除された内臓と背割り後の枝肉は検査員により異常がないかを判定。
バーコード発番
と畜された肉牛には耳標番号から管理用バーコードが発番され、全ての情報管理はこのバーコードを基本に行っていく。
脊髄抽出
背割りをした際、脊髄が作業者や他の肉へ付着するのを防止するため背割前に行う。抽出した脊髄は焼却処理される。
背割り
背中から左右に切り分け枝肉の状態にして冷蔵保管。この際管理用バーコードに左右の情報が加えられる。
焼却処理
切除された特定危険部位は施設に隣接する焼却炉で800度以上で焼却。
検査から処理までをすべて施設内で行うことにより一貫した管理を実現。
(株)北海道チクレンミート北見工場
部分肉加工
枝肉から骨を取り除き、部位ごとに分割整形処理・真空パックをして製品加工へ送られる。
除骨
枝肉は、更に分割した後、脊柱を含む全ての骨が丁寧に取り除かれる。取り除かれた脊柱は焼却処理される。
部位別整形
枝肉は13の部位に分けられ整形されていく。計量し管理用バーコードの情報を加えラベルを貼る。
(株)北海道チクレンミート札幌工場・千葉工場
製品加工
13の部位に分けられたものをさらに製品として精肉加工をして出荷。
ラベルの読み込み
ここでも管理用バーコードからの情報を読み込むことから始まる作業は1回(ロット)最大5頭分(国内では最大50頭分までが認可れている)までとして情報を加え管理。
精肉
13に分けられた部位をそれぞれスライスやブロックなどに加工していく。
ラベリング
精肉された食肉は再度真空パックされ、管理用バーコードの情報が反映された製品ラベルを貼り、箱詰めされる。